札幌市北区に建つ木造平屋建の小住宅です。

『雑木林の中に住みたい』というクライアントは、住宅地の端に位置する河川沿いに、約150坪の敷地を購入した。

どうしたら雑木林の中に住んでいるような感覚を得られるのか。

試行錯誤した結果、玄関、納戸、個室３個と水廻りを合わせた計５個のボックスを使いやすい導線順にリビングを囲う様に配置させ、更にそのボックスとボックスの間を適当に間隔空けることで、、リビングから360度ぐるりと周辺を見渡すことが出来るように計画した。

結果、上空から見ると手足を伸ばしたカメのような形状の住宅が完成した。

約150坪の敷地に対して、住宅は約22坪。

あまった土地には１０年計画で毎年少ずつ樹木が植えられ雑木林の森になる予定である。