敷地は幹線道路に面した小さな変形地。間口は約7ｍで奥に細長い形状をしている。
近隣商業地域の上に準防火地域という法律の規制がかかり、木造3階建てで計画するには法的にクリアしていかなければならない事柄が多くあった。

建物の構成としては、1階前面に2台分の駐車スペースとその奥に事務所スペース。2階及び3階に住宅を配置している。

前面道路の騒音や雑踏と直接対峙することを避けるためにバルコニーを設け干渉帯とし、全体を特徴的な質感のモルタルで仕上げた。

内部はダークブラウンを基調としたしつらえで、キッチンも造作。階段下を犬小屋にするために、一部ｹｺﾐを開放したりなどの工夫をしている。

名前に関しては色々と考えあぐねた結果、結局かわいさで「みかんの家」に落ち着いた。理由はやはり秘密なのです。

1階の事務所はご主人の経営コンサルタントで、今回はロゴデザインと看板のデザインも手掛けた。
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