Net Exhibition “BOOK HOUSE”
2006.01.29 / 床材決定

床材決定。
そして、計画概要を管理人に提出する。
建築家1のコメント
遂に床材が決まりました。

サイザル麻のカーペットは濃い茶色に決まったので、今後はそれに合わせてプライベートゾーンとなる床材や本棚の材質や色が焦点になって行きます。

無垢の木材もなかなか外したくなかったけど、自然な素材感があるサイザル麻という点では同じなので、期待は裏切らないはずです。
(金額が裏切るかもしれませんが...。)

その後、計画概要を管理人に提出してもらうことになりました。
何とも予想がつきませんが疾しいところはないですから、大丈夫なはず!と願いをもって。
建築家2のコメント
サンプルが全種類そろったので、再び打合せをして、床材決定。

そして、この結果を持って計画の概要(図面)を管理人に提出してもらう事になった。この大役はクライアント1にお願いした。
願いを込めて、クライアント1に図面を託した。
クライアント1のコメント
 わがままを言って取り寄せてもらったサイザル。

 まだ迷うなー。フローリングの残像が未だ消えてないしなー。でも、決断しなければならない。先延ばし作戦は、もはや無理。やるしかないのである。

 まず、手で触ってみる。靴を脱いて、直に踏んでみる。ほおずりしてみる。最後のは嘘だけど、結果的には、僕も相方も、そして大塚さんも、なんとなくこれだよなー的雰囲気で決定しました。この辺、論理的ではないかもしれないけど、気持ちが一体化した感じということで。

 なぜに、これほど床材にナーバスかというと、僕らのアパートは、一般的な規約+遮音等級LL40を満たすことが必須で、事前に理事会&管理会社のお墨付きが必要なのですが、以前、管理人さんと話したところでは「これまで大規模リフォームした住人はいない、ピアノを弾く音大生が騒音で問題になった」とか、なかなかに渋く脅かされていたのでした。

 ただ、サイザルはカーペットだし、風呂場の大胆移動は特に規約にないし、大丈夫でしょう。でも、誠意を見せるべく、午前中に会社を休んで出向いて渡そうと誓う僕。管理会社と組合理事長からの承認は申請から1週間程度とのこと朗報を待て。

クライアント2のコメント
いかに未練があろうが、振り捨てて決断しなければ計画は進んでいかない。

どこでどう踏ん切りをつけたかはわからないけれど(聞いてやぶへびになっても困るし)
まあ、夫なりに無垢材のフローリングへの思いを断ち切ったようであります。

この日はうってかわって積極的に素材を手にとり、踏み、確かめる。
「5年、10年たってどうなるかが知りたいんだよね」。
そこまで。。。と思わぬでもないが、大事なことではある。
行けそうなところがあれば行って見たいと、カタログ末尾の使用建築リストにも丹念に目を通す。

結果的に経年変化を見られそうな使用例はなかったのですが、
「どこかに…」と一生懸命記憶をたぐってくれたm+oのお二人。
いつもながら感謝感謝でございます。
とはいえ、建築家1さんがおずおずと口篭もりながら教えてくれた「昔設計にかかわったラブホテル」は、あっさり却下。ごめんなさい。

さて私は、といえば、前回に続き感触重視。
床に散らばったサンプルを踏み踏み踏み踏み…。
「あ〜コレコレ!」

中でも、今回取り寄せてくれた一番地が厚いものに一目ぼれ、というか、一踏みぼれ。
もちろん、「イタ気持ちいい」だけじゃなく、色も濃い茶で好みな雰囲気。
難点はパネルタイプなところだけど(互い違いに貼ることで出来る模様が好きではない)、
でもロールタイプの薄い地のに目をやると、やっぱり安っぽい感じがしちゃってダメ。
夫もパネルタイプに難色は示していたけれど、もう決〜めた!
多少のことには目をつぶり、床材、無事(?)決定であります。

そして、いよいよ管理組合へ図面提出。
実はこれ、かなり緊張してました。
いくら区分所有者だからといって、「構造に…」云々言われてNG出されたら、また設計のやり直しになってしまう。
結果的には拍子抜けするぐらい、あっさりOK。

契約及び建築許可が出たお祝いに、さ、飲み会ですよ。
▲決定した床材(ココヤシ+サイザル麻カーペット)